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  • 執筆者の写真パレットの樹 やはたアートフォレスト

九国大生突撃インタビュー「翻訳の世界って面白い!?」

更新日:2019年2月8日


こんにちは!


九州国際大学現代ビジネス学部地域経済学科地域づくりコース2年の松嶋です。


この度、“やはたアート・マンス2018~パレットの樹~”に、私たち地域づくりコースのメンバーもアーティストへのインタビュー活動として、関わらせていただきました!


パレットの企画のコンセプト、「誰もがみんな、アーティスト。」


通学として通い慣れている、この八幡の地域にどういったアーティストがいらっしゃるのか、とても楽しみにしており、私を含めて7人のメンバーと一緒に今回のパレットの樹に関わる方々にインタビューを行い、とても刺激的で、貴重な経験をさせていただきました。


私たちのインタビュー内容が、

地域の皆様にパレットの樹について少しでも興味を持っていただけたら幸いです。


ということで、

第1回目のインタビューについて、松嶋が情報をお届けさせていただきます。


今回インタビューをさせていただいたのは、「やはたアート・マンス~パレットの樹~」が誕生するきっかけとなった、八幡図書館で働きながらも、個人として翻訳活動も行っている富原まさ江さん。


パレットの樹では、1ヶ月の間に八幡で12回の企画を行うのですが、八幡図書館として4回、富原さん個人として2回と、半分の企画に関わっております。


事前にパレットの樹のイベント内容を見てから、富原さんが多くの企画に関わっていることを知り、このイベントに対する想いやイベントに参加した理由などがとても気になっていました。また、翻訳の仕事がどういったものなのか、やりがいや難しさはどういったところなのかなど、富


原さんに聞きたいことがたくさんありました。

そして迎えたインタビュー当日。

とても優しく、笑顔でインタビューに応えていただきました。


パレットの樹が生まれたきっかけきっかけ


富原さんが翻訳された『名画の中の料理』。


約260ページ以上に渡って、「料理」にまつわる世界の絵画やレシピ・詩・文学作品の一部が、前菜・お肉・デザートなど料理のフルコース形式で紹介されている。

※(著)メアリー・アン・カウズ (訳)富原まさ江 (出版)株式会社エクスナレッジ



このパレットの樹のイベントが誕生した背景には、富原さんが翻訳された『名画の中の料理』という本が大きく関係しています。


翻訳者として、そして図書館の職員として、たくさんの方に本を紹介したい、本を好きになってもらいたいという想いがあり、そのためにもっと外に、地域に飛び出していかなければと思われていました。


そんなとき、八幡駅前イルミネーション活動など、八幡駅周辺の魅力づくりを行っている、けやきテラスプロジェクト事務局の杉本さんが、本の存在を知り、『何かしらこの本をもとに、この街で面白いことができるのではないか。そもそもこんな小さな街で、翻訳者として頑張っている人がいることを知ってもらいたい。』といった想いが重なり、パレットの樹が動き出しました。

最初は2~3団体くらいで行う予定だったのが、多くの地域の方々にご賛同いただき、最終的には20以上の団体や店舗などが、パレットの樹に関わることに!


富原さん自身、ここまで大きなイベントになるとは思っていなかったそうで驚かれていました。



イベント対する想い





富原まさ江さん。

笑顔でインタビューに応えていただきました。





今回のようなイベントをすることで、前まで利用していなかった施設に興味を持ったり、活動を知ってもらえたりするのがとても楽しみであり、この1ヶ月のイベントを終えた後に、例えば響ホールに来ていた方がどれくらい図書館に足を運んでいただけるのかというように、どれくらいの影響が八幡に生まれるのかを見てみたいとのことです。


『実行委員もとても楽しんで企画をしており、その面白さが地域の人たちにも伝わると嬉しいし、このイベントを通して今後も誰かが何かを表現できる場を提供しやすくなってほしい。』

富原さんも「やはたアート・マンス~パレットの樹~」実行委員会の一員として参加されているからか、とても楽しそうにお話されていました。


そして、若い人たちにもたくさん来てもらいたいみたいです。若い人たちにも、音楽やものづくりなどに興味をもってもらい、それが新しい発見になることも期待されていました。このイベントを通して、八幡に来たら面白いものがあると思えたり、お年寄りや子供たちみんなを含めて地域を盛り上げたりすることにつながってほしいとも話されていました。


富原さんのイベントに対する熱い想いを聞いて、富原さんは翻訳者や司書として本を広めていきたいだけではなく、八幡の人たちのつながりをつくり、八幡を盛り上げたいという八幡愛も強くあるのだと感じました。富原さんから熱い想いがひしひしと伝わってきました!


翻訳の仕事に興味を持ったきっかけ




(奥)塚岡 

(手前)松嶋

最初はとても緊張しました・・・。





 そして最後に、私が気になっていた質問もさせていただきました。


『どうして、翻訳者になろうと思われたのですか?』


『もともと英語と本が好きでした。小学生の頃から英語を習いたくて我慢できない子供で、親を困らせていたそうです笑。いろんな事情から地元を離れることができなく、それでもどうにかして英語を使える仕事をしたいと考えた時に、翻訳の仕事に出会いました。』


言葉が違うということは、文化も違うということであり、その違いの部分をどこまで日本の人にも分かりやすく近づけることができるということが、翻訳の難しいところだそうです。


また、原文をどこまで読み解いてどういう日本語に置き換えるかが大切で、短い一文でもひっかかる部分があるとそこから抜け出せなくなったり、ダジャレや言葉遊びも出てきたりするので頭をすごく使い、精神が削られるという翻訳の大変さについても話されていました。翻訳本ができるまでは苦痛ばかりだけれども、自分がいつも利用している本屋さんに、自分の翻訳した本が置いてあるのを見ると、純粋に嬉しくてそれがクセになり、やりがいを感じるみたいです。


想像していた以上に翻訳の仕事は大変で驚きました。ただ日本語に訳したらいいというわけではなく、文化なども頭に入れて翻訳しなければならないので、翻訳の奥深さを知ることができました。



インタビューを終えて終えて



今回、富原さんにインタビューをさせていただいて、翻訳の大変さや奥深さそして、本や翻訳に対する熱い想いなど富原さんからとても貴重なお話をたくさん聞くことができました。






インタビューの中で、翻訳者の方がワインの本を出版された時にバーのようなお店でその本を紹介している様子を見て、刺激を受けたというエピソードを話されていました。このエピソードをきっかけに、富原さんも本を紹介する場を設けたいと考えるようになり、パレットの樹が誕生することになったのですが、富原さんが翻訳者の方の活動に刺激を受けたように、このイベントを通して、富原さんの活動を知り翻訳を目指している人の励みになったり、翻訳者にとっても活動の幅を広げるきっかけになったりと影響を受ける人がたくさん増えると思いました。



このイベントには富原さんの熱い想いや願いがたくさんつまっています。イベント期間中、富原さんのお話が聞ける企画もあるので、たくさんの人に富原さんの想いを知ってもらいたいですし、たくさんの人にこのイベントを楽しんでもらいたいと思いました。

富原さん、貴重なお話ありがとうございました!




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