九州国際大学2年生の坂村 駿です!
私は今回、響ホールの神田さんにインタビューをさせていただきました!
私事ですが、私は2歳の頃から中学入学までピアノを習い、中学入学から高校卒業までの6年間、合唱部に所属しており、今まで生きてきた中のほとんどを音楽に費やしておりました。
その中で、何度か響ホールのステージで歌わせていただく機会もあり、今回久しぶりの訪問でとてもワクワクしておりました。
響ホールに来られたことがある方はご存知かもしれませんが、建物の外面はほとんどがガラス張りとなっています!
とても素敵な場所なので、ぜひ一度足を運んでみてください!
快くインタビューを受けていただいた神田さん!!
今回インタビューを受けていただいたのは、音楽事業課の神田さん。
まずは、神田さんがどのようにして音楽に、響ホールに巡り合ったかお聞きしました。
神田:もともとは、響ホールやクラシック音楽に所縁があったわけではなく、全く別の営業の仕事をしていました。その営業の途中で、リバーウォークに貼ってあった北九州芸術劇場ポスターを見つけて、「こんな面白い事をしている場所があったんだ」と知りました。家に帰ってから色々調べてみると、北九州芸術劇場を運営している団体((公財)北九州市芸術文化振興財団)が、自分が住んでいる近所の響ホールも運営していると分かり、そこから少しずつ興味を持ち始めました。ただ単純に音楽を聞いていただく、演劇を見ていただくだけではなく、どのようにしたら満足して帰っていただけるか、また来てくださるためにはどうしたら良いかなどの「その先」までを考えて取り組んでいる先輩方の姿勢に共感をし、「ぜひここで働きたい!」という気持ちになり、転職して今に至っております。
このお話をお聞きして、普段の活動の中に「新しいことを始めるきっかけ」や「自分を変えるきっかけ」があるのだと奇跡的なものを感じました。自分の人生の分岐点が訪れた際は、このお話を思い出し、今までの自分を変えるきっかけにしたいと思いました。
響ホールのイチオシ企画はコレだ!!
響ホールは「やはたアート・マンス~パレットの樹~」が始まる以前から、
近くにある商業施設(さわらびガーデンモール八幡)、八幡図書館、JICA九州などに足を運び演奏会を行うなど、地域の方々にクラシック音楽を楽しんでいただくため、響ホールから飛び出し、地域で活動(プロジェクト名:YAHATA MUSIC PROJECT)をされていたそうです。
さわらびガーデンモール八幡で開催された
演奏会の様子
坂村:「響ホールさんのイチオシの企画は?」
神田さん:「10月14日にあるイベントでは、千草ホテル、今回のパレットの樹が生まれる発端となった『名画の中の料理』翻訳者の富原さん、そして響ホールの3者が連携し、来場者に翻訳の世界や響ホール室内合奏団の演奏を聞いていただきながら、『名画の中の料理』をオマージュした千草ホテル提供のフルコースを楽しむことができます。当日は、本に出てくる料理が実際に食べられるというところが面白いなと思います。また、響ホールでは料理を提供することはできないのですが、千草ホテルとコラボすることで、来場者に音楽だけではない楽しさをご提供できると思います。」
このお話をお聞きして、本の中にある料理が実際に目の前に現れて、音楽と共に全身で体験できるという事が、今までにない企画だとワクワクしました。
そして、2018年10月14日に上記イベントが盛大に開催されました。
残念ながら私は参加できませんでしたが、当日の写真を見る限りでも、多くの方々がご来場されており、笑顔が絶えない会となったそうです。
イベントに対する思い
北九州イノベーションギャラリーと響ホールがコラボしたイベント「不思議な音の実験室Ⅰ」の様子
坂村:イベントに対する想いは?
神田:八幡は「鉄」が印象的な街ですが、それとは別にアートの街でもあるということを、地域の方はもちろんそれ以外の方にも発信できたらいいなと思います。そして、このパレットの樹をきっかけに、八幡や響ホールに行ったことがないという方にも足を運んでもらって、「面白かったからまた来よう」と思ってもらえるきっかけ作りができたら素敵だなと思います。
パレットの樹では、響ホールは4つのイベントに関わっております。
ホールの都合上、どうしてもパレットの樹が終わる10月28日までには行えなかったのですが、12月15日(土)に「音の実験室Ⅱ」が開催予定です。
なぜ、響ホールでは心地よく音が響くのか?
このイベントでは、知らなかった響ホールの秘密が分かるかもしれません。
ぜひ12月15日は響ホールへお越し下さい!
今後の活動
(左)神田さん
(右)坂村
一般の人は入れない、出演者さんが使う控室でインタビューができ、嬉しかったです!!
坂村:今回のイベントがが終わった後、どんなアクションをしていきたいですか?
神田さん:地域の方々に、「私たちの街には、こんなに素敵なお店や施設がある」ということを知って欲しい。そして自分たちにとっての自慢の一つになってもらえたら嬉しい。今回のパレットの樹を通して、「誰もがみんな何かしらのアーティストなんだ」ということを伝えていきたい。また、パレットの樹開催期間以外でも、今回企画に関わった施設や店舗では様々な活動を行っているので、ぜひ引き続きこちらにも参加して欲しい。
八幡の街は、こんなにも素晴らしいものがたくさんあるのだという事を改めて感じ取ることができました。
インタビューをしていた私自身も、インタビュー前より八幡の街が好きなりました。
坂村:今まで活動してきた中で一番印象に残っていること、楽しかったことは何ですか?
神田さん:響ホールから飛び出し、地域の方々とつながりを持てたことをきっかけに、八幡駅周辺の様々な施設でコンサートをさせていただいていることに凄くやりがいを感じています。音楽を聴きたいけれどホールまで足を運べない人、「行ってみたいけどどんなホールか分からないから行かない」という人も中にはいるかと思うのですが、地域に飛び出して演奏させていただくことで、そういった方々に少しでも楽しんでいただく機会につなげられているなと感じます。
感想
今回、初めてインタビューというものをさせていただいたのですが、緊張しながらもとても楽しい経験をさせていただきました。また、このインタビューの中で、響ホールのこれまでの活動、そしてこれからのビジョンについてもお聞きすることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。
神田さん、貴重なインタビューありがとうございました!
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